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ドゥッチョ作「荘厳の聖母」部分,彼は,シエナ派の祖と言われています。
シエナ派の特徴は,柔らかな優雅な情緒があるところだと思います。

ジョットに代表されるフィレンツェ派の厳粛な空間感よりシエナ派の優しい感じが好きです。
今急に思っただけですが,運慶と快慶の違いのように感じます,快慶の柔らかさが好きなので。

単純に考えると,この違いは輪郭線のなだらかさによることが大きいと思いますね。


# by nkenji3214 | 2019-09-17 00:26
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フィレンツェ,サンタ・クローチェ聖堂壁画,マーゾ・ディ・バンコ作「魔術師を甦らせる聖シルウェステル」部分。
ジョット系譜の画家ですが,ものすごく背景の建物がスッキリしていて,形而上絵画を思わせるほどです。

このマーゾの空間は,ジョットの合理的絵画空間を推し進めた結果で,この新しさは当時はあまり評価されなかったようです。
ジョットが作り上げた整然とした空間は,その後復活したゴシック様式で覆われてしまったようですね。


# by nkenji3214 | 2019-09-13 19:59
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イタリア,サン・フランチェスコ聖堂,ジョット作「聖フランチェスコ伝:小鳥への説教」部分。
小鳥たちが集まってきたので,それに向けて説教しているという情景です。

小鳥に説教しているのは,普通に考えると変だけど,それを上手く描かれていますね。


# by nkenji3214 | 2019-09-12 21:51
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小学館「世界美術大全集」第10巻,「ゴシック2」。
この巻は,中世後期のイタリア中心となっていますが,初期のルネッサンスの息吹がある時代です。
13世紀から14世紀にかけては,西欧全体でルネサンスとゴシックが相互に絡み合っている。

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ローマ,サンタ・チェチリア・イン・トラステヴェレ聖堂「最後の審判」部分。
天使の羽が羽毛ごとに彩色されている諧調がキレイです。

作者は,ジョットの師にあたるカヴァリーニという画家です。
その系譜が感じられる画風だと思いますが,解説ではジョットからの逆影響があったと書かれている。

あれっ,ジョットの師はチマブーエじゃなかったのかなあ。
羊飼いの少年だったジョットのデッサンを見て弟子にしたとか読んだことあったような。

まあ,いろんな伝説があるのも楽しいから,そして何が正しいとかないからね。


# by nkenji3214 | 2019-09-11 20:55
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イタリア,アッシジ,サン・フランチェスコ聖堂上堂天井部分。
この下にジョット作の壁画があるので,実物が見たいものの一つです。
こんな空間で壁画を観られるのは,やはり違うんでしょうね。

でも,世俗の全てを捨てて,清貧に生きた聖フランチェスコを祀る聖堂がこんなに華麗な装飾に彩られているのは,あの世から見ている本人はどう思っているんでしょうか。

# by nkenji3214 | 2019-09-10 20:08

美を学びて、楽を離れず。


by nkenji3214