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仙厓筆・◯△□部分,禅宗的な勢いのある筆使いです。
円相の◯だけに悟りの境地を限定するのを嫌い,これを書いて諭したらしい。

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良寛筆・読書図,行灯の逆遠近法とか,書物だけが細かい描写をしているのが変。
もう江戸も末期の時代ですから遠近法とか自然と伝わっているのを逆手にしてる感じ。
これは良寛の真筆ではないという説があるらしいです。

でも,良寛が単純に素朴だというのは考えてみれば少し変。
すごく考えて素朴感を追求していると思う。

自然と上手くなっていくのを止めるのは,返って難しいような気がしますからね。


# by nkenji3214 | 2019-03-21 19:36
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曾我蕭白筆・群仙図屏風部分,その頃の時代の気風が奇怪なものを求めていたんでしょうか。
日本的超現実主義みたいな流行があったようです。

蕭白の言葉に,こんなのがあるそう。
「画をのぞまば我に,絵図を求めるなら円山応挙が良し」。

変人ではなくて,ものすごく意識的に画風を創っていたんだと思いますね。



# by nkenji3214 | 2019-03-20 20:19
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谷文晁筆・秋夜図部分,ものすご〜くうまいです。
その時代のあらゆる技法に精通していたらしいですよ。

文晁の特徴は,線という物を感じられない点です。
細いところも色面として成立しているんですね,まるでセザンヌです。
少し違いますが水墨画なのでご了承を。

あやふやな描き方がなくてスッキリするので,潔癖な人には向いている画家ですね。


# by nkenji3214 | 2019-03-19 20:56
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浦上玉堂筆・凍雲篩雪図部分,文人といえばこの人というのかな。
玉堂の中でも,この絵が飛び抜けてる出来ではないでしょうか。

画家の中でもこの一点というのがありますが,まさにこれがそうです。
普通の絵が100点あるより,抜き出た一点があればいいんだろうね。


# by nkenji3214 | 2019-03-18 20:00
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これは尾形光琳が弟の尾形乾山のために描いた絵付けの絵手本の一部です。
光琳は遊び人で弟に迷惑をかけていたように思っていましたが,弟想いの兄ですね。

兄が絵付けをしていた時期もあり,兄弟合作ということで有名だったようです。
乾山は5才年下というので兄を支えて,兄は絵の才で弟を導いたという感じでしょうか。

兄弟に圧倒的な才能があれば,他の兄弟は尊敬を持って支えるのでしょうね。

# by nkenji3214 | 2019-03-16 19:43

美を学びて、楽を離れず。


by nkenji3214