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ジョセフ・ライト・オブ・ダービー作「オーラリについての講義をする哲学者」部分。
オーラリとは天体モデルを通して数学的原理を説明する装置らしい。

18世紀には,科学崇拝が熱狂的になっていたらしい,現代もその延長上のようなものです。
明暗がクリアなのも科学的合理主義の光になっている気がする。

チョット,ノーマン・ロックウェルを彷彿をさせるようなイラスト的絵画ですね。


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# by nkenji3214 | 2018-11-21 20:23
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ジョシュア・レイノルズ作「シドンズ夫人の肖像」部分。
レイノルズは作品によって,かなり画風が変わっているように見える。
美人を描くのはかなり得意と思われます。

美人を描くと絵としては俗っぽくなるのは仕方のないこと。
でも彼の絵は,かろうじて踏みとどまっている感じです。

格調が有りながら型にはまらないと言われるレイノルズは,アカデミックな美術の基礎教育をうけていないらしい。
デッサンが弱いって書かれているが,そうは見えないのは私の見方が弱いからでしょうか。



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# by nkenji3214 | 2018-11-20 23:22
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アントニオ・カナレット作「4頭のブロンズの馬のあるサン・マルコ小広場」部分。
実際にはその場所に無い4頭の馬の像を描いているらしいのですが,遠近感のためでしょう。

カナレットは,ヴェネツィアの都市景観を描かせたら最高のパース画家です。
遠近感のためなら,そこに無い建物を描いたりして奥行き感を強調しています。

ずっとそのままの景観を写真のように描いてると思ってました。
そうだよね,そうそうこんなカッコイイ空間感は無いからね。


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# by nkenji3214 | 2018-11-19 19:50
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ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ作「花嫁を運ぶアポロ」部分。
天井壁画なんですが,雲とか空の扱いが雑な感じがする。
ティエポロの絵はいつも空間の抜け方があっさりしているんだけど,どうなんでしょう。

ロココの甘美な様式の代表のティエポロですが,チョット何処がいいのかわかりません。
その頃の壁画とかはコンペで競うために,完成予想図の油彩スケッチを提出することがあったようです。
なんかカンプライターみたいな描き方になるのは,そのスケッチの延長だからでしょうか。

でも,彼のスケッチから完成された絵画を見ると,スケッチのほうがいい感じなので,コンペに勝ちやすいタイプだったんですね。


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# by nkenji3214 | 2018-11-17 20:28
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ジャン=オノレ・フラゴナール作「ヴィラ・デステの庭」部分。
ロココ調の享楽的な画風で有名な彼の風景は,ロイスダールを想わせるような崇高さがあります。

修業に身を入れずに野外スケッチばかりしていたといわれているが,それが修業では無かったのかなあ。
その頃の画家の修業って何だったんだろうね。

注文されるものが,貴族趣味の華美なものとか,権力を見せびらかすものに嫌気がしていたのか。
彼は時流に取り残されて,貧しく死んだと書かれている。

でも,亡くなった時は,ルーブル宮殿内の住居兼アトリエだったという,羨ましいけどね。


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# by nkenji3214 | 2018-11-16 20:17

美を学びて、楽を離れず。


by nkenji3214