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またまた申し訳ないが、いわゆるカロリング朝ルネサンスの「グランヴィルの聖書」の挿絵。
禁断の果実を食べて、自分たちの裸に気づく、アダムとイブの場面。

ここに人間の虚栄心の根本がある、のかどうか。
隠すという行為のわいせつ感がハッキリとわかりますね。


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by nkenji3214 | 2018-07-31 21:49
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これは、福音書記者ルカ「920年の聖書写本」の挿絵、これもモサラベ様式らしい。
すごく現代的な感覚だし、牛の描き方がピカソですかって感じ。

解説には、「華麗な色彩がルカの権威と栄光を示している」って書いてあるけど、娘の名前がこの人から名付けられているのです。
画家の守護神にもなっているので、イイ名前を付けたなあって、この絵を見ても思いますね。


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by nkenji3214 | 2018-07-30 20:13
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これは、「天使の足元に跪拝するヨハネ」というタイトルの挿絵。
着ている物の模様が面白い、モサラベ様式という美術様式ということですが、知りませんでした。

手が伸びているのは、気持ちが入りすぎて形が変形するという、心が形より優先するということ。
精神の写実か、形態の写実か、ということのどちらを選択するかは、大きな課題です。

でも、この顔の描き方、こんなにパターン化するのもすごいね。



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by nkenji3214 | 2018-07-30 04:29
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これはカロリング朝の黙示録写本挿絵、天使が竜を退治しているところ。
ちょっと棟方志功を思い浮かべてしまいました。
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上の図の下に描かれている敗れて落ちていく堕天使たち、こちらの方が天使っぽい。
日本的には、菩薩の来迎図に見えてくるからかもしれません。

天使の世界でも、こんな風に戦いが行われているなら、人間が争うのは当たり前なのかなあ。


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by nkenji3214 | 2018-07-28 21:32
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これは、スペイン中世の「ベアトゥス写本」のヨハネ黙示録の挿絵。
挿絵を描いたのは、修道士マギウス、中世の写本挿絵は修道士画家の仕事だったんだろうね。
でもこの頃に、画家の名前が残っているのは珍しいような気がするけど。

問題はこの竜です、7つの首がある、日本では普通ヤマタノオロチで8つ首だとおもう。
デューラーもヨハネ黙示録で7つ首の竜を描いているし、西洋では7つが普通みたいです。

ここでも、文化の違いで、好きな数字が関わって来てるんだと思うね。



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by nkenji3214 | 2018-07-27 21:18
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これもまた、知らなかった、いわゆる「マケドニア朝ルネサンス」の写本挿絵。
真ん中の動物が、イヌだろうけど、少しサルが混ざってる感じ。

この視線の先には、ダヴィデがいるんだけど、睨んでいるのはなんでだろう。
上にいる女神を守ってるのかな、犬は古代から番犬として飼われていたのかなあ。


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by nkenji3214 | 2018-07-27 02:28
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ケルトの「ダロウの書」、組紐文様が特徴ですが、日本的な感じがする。
全ての文様は世界と繋がっているので、どこが起源かはわからないみたい。

でも、文化の殆どが、世界中に結びついているので、共通することがある。
前にクチコミだけで、情報は3日で世界中に広がるということを言っていた。

現在の方が昔より、話さなくなったから、情報が伝わるのは遅いんじゃないかな。


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by nkenji3214 | 2018-07-25 20:35
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ケルトの写本「ケルズの書」、独特のケルト文様にめまいがしてきます。
抽象のようでいて、この部分の下のほうにろくろ首のような顔があります。

ちょっとこの感覚は、神がかりです、まあ、それを狙って極めているわけですね。


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by nkenji3214 | 2018-07-24 21:44
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初期キリスト教美術も、全ての宗教の始まりの時と同様に、聖像画否定の波が寄せてきて破壊されたものも多いらしい。
本来の宗教は欲望を否定するものが多いので、美しさも欲望として否定することにはなる。
でも、そのことにこだわるのは、もっと神から遠ざかるんじゃないかな。

だって神が人を創ったとしたら、美を感じる心は神が許したということですね。


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by nkenji3214 | 2018-07-23 22:52
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これは、6〜8世紀ごろに4層に塗り重ねられた壁画が剥落して4層が混ぜこぜになってしまったもの。
色んな様式がごっちゃになって不思議なコラージュ風壁画になっている。

まとめの文章に、「これがいわゆるマケドニア朝ルネサンスである。」と書いてあったが、そんなルネサンス、初耳ですけどね。

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by nkenji3214 | 2018-07-22 19:26

美を学びて、楽を離れず。


by nkenji3214