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これは,パウロ・ウッチェロの「狩り」部分。
遠くに行くに従って小さくなっていくことを動物と樹木で示してるだけなのにものすごく面白い絵です。
遠近法で遊んでいるだけという感じ。

ウッチェロというのは小鳥という意味のアダ名だそうですが,その名前もピッタリな作風ですね。


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by nkenji3214 | 2018-08-31 22:14
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これは,パウロ・ウッチェロ「サン・ロマーノの戦い」の部分。
戦いの中で,「周りとは私,関係ないし」というような表情の少年は誰なんでしょう。

まあ調べれば,メディチ家の誰かとかわかるのかも知れませんが,そんな現実感は関係ないし。
そもそもウッチェロの絵自体,戦いの臨場感なんてないから。

これでも一応戦争画ということでしょう,この手があったのか,ということです。
戦争という題材よりも,構成の形と遠近法のほうにしか関心がない画家の自画像が少年なのかも知れませんね。


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by nkenji3214 | 2018-08-30 22:35
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これは,ドメニコ会の「祈祷指南」の挿絵。
お祈りの気持ちに応じたポーズが描かれています。

このような仕草が,当時の美術にも取り入れられているという。
祈りの形って,宗派が違っても,共通してる感じだなあ。

右上の自分を鞭打つなんて,言葉だけじゃなく実際しているのは凄惨な気がするね。


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by nkenji3214 | 2018-08-30 02:45
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これは,昨夜とは別のフラ・アンジェリコ「受胎告知」の隅に描かれている楽園追放の場面。
夜の場面が描かれるのは珍しいのと,アダムとイブが裸体ではなく衣服を着ているところが珍しいことです。

このイブの感じは,19世紀末の象徴派のような雰囲気があります。
そして,衣服とは原罪とも深く関わる恥の概念の具現化でもあります。

着飾ることに,恥ずかしさと嫌悪感を伴うのは,原罪を心の奥に抱えているからなんでしょうか。


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by nkenji3214 | 2018-08-28 20:38
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これは,フラ・アンジェリコ「受胎告知」のマリアの部分。

マリアの手のポーズは,ルネサンス初期の,天使の声を敬虔に受け入れているという感じ。
後期には,チョット待ってという感じとか,えっそれ本当っていう感じとかになっていく。

元は,フィレンツェの礼拝堂に飾られていたのが,何故か今はプラド美術館にある。
本物を観ようとしても,大抵の場合,制作された地域からは離れている。
現地でしか観られないのは,建築とそれに付随しているモザイクとかフレスコの壁画くらいです。

日本でも,中国絵画とか多く渡来して大事にされているから,離れていても大切にされるほうがいいのかなあ。

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by nkenji3214 | 2018-08-27 19:39
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ブランカッチ礼拝堂のマサッチオ「法座の聖ペテロ」部分。
このペテロは実在しているのか,絵に描かれたものを掛けているのか,曖昧な表現です。

絵に描かれているが信仰の対象として生きているということなんでしょう,という勝手な解釈です。
この描写は上手いなあ,緊密な立体感と空間と平面性,気持ちがイイですね。

右のこちらに視線を向けてる男性は,画家自身でしょうか,絵の寄進者でしょうか,目立ちすぎです。


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by nkenji3214 | 2018-08-27 00:23
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まずは昨夜の分,ブランカッチ礼拝堂で共作しているマソリーノとマサッチオについて。
左がマソリーノ,右がマサッチオ,一般的にはマサッチオの方が圧倒的に評価は高いんですが,私が思うにマソリーノは無難にまとめているのに対して,マサッチオは立体感や空間を出そうとしてチョット明暗が乱れている感じがする。

まあ,それが革新的というものでしょうか。

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これは今夜分の,マサッチオ「三位一体」,有名な代表作です。
下から見上げるように置かれるために,仰角遠近法で描かれています。

マサッチオは,27歳頃に突然死でこの世を去っているが,それでも多くの業績が残されているのが驚きですね。

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by nkenji3214 | 2018-08-25 21:04
今日は画像をアップしようとしても,何故か投稿欄に受け付けてくれない。
そんなこともあるんです,今日はあきらめましょ,また明日。

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by nkenji3214 | 2018-08-24 22:49
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これは,マサッチオのフレスコ壁画「貢の銭」の部分。
右にいる赤い服が税務署の方でキリストに税金を払えって言っている。
キリストはペテロに「魚を釣ってその口にある銀貨で税金を払ってね」って言っています。

ここで誰かが「ローマに税金なんて支払うのはどうなの?」って言ったらしい。
そこでキリストが「銀貨には誰の肖像画が彫られていますか,カエサルでしょう」と言います。
「カエサルのものはカエサルに 神のものは神に返しなさい」という名言が出来たわけです。
「金は天下の回りもの」にも通ずる楽天家なキリストです。

税金を納めるにも奇跡を起こすというキリスト,他に方法があるような気がしますね。






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by nkenji3214 | 2018-08-23 19:16
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これは,ピサネロ「聖エクスタキウスの幻視」の部分。
デッサンの歴史の始まりのほうで,ピサネロの素描を見ることがあるが,この頃に西洋に紙が普及して来たのでデッサンが残ることになったらしい。

ピサネロは動物を描くのが得意なので,動物が生き生きして描かれている。
でも何故か,鹿の頭に十字架が立っているのはすごい感じだね。


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by nkenji3214 | 2018-08-22 19:58

美を学びて、楽を離れず。


by nkenji3214