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アントニー・ヴァン・ダイク作「狩場のチャールズ一世」部分。
ヴァン・ダイクの憂いのある情緒が,馬の表情にも現れています。

ルーベンスの陽気な感じより,ダイクの神経質な翳りが好きです。
ダイクは42歳で亡くなっているが,当時としては若死にではないらしい。

今だと,これからなのに,って思うけど,ダイクは十代半ばで一人前の画家になっていたわけだから,画業は30年くらいあったんだ,十分やったんだね。


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by nkenji3214 | 2018-10-31 20:30
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ペーテル・パウル・ルーベンス作「パリスの審判」部分。
誰が一番美しいのかを選ぶということの結末が,トロイア戦争に行き着くという話です。

17世紀フランスアカデミーでは,ルーベンス系の色彩派とプッサン系のデッサン派とで,対立して争いになっていたらしい。
そんなことで派閥争いなんて,どうでもいいと思うんだけど,私はどちらかというとプッサン系です。

ルーベンスは綺麗なことはキレイですけど,女性を生々しく描きすぎると思いますよ。


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by nkenji3214 | 2018-10-30 20:57
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ピーテル・ブリューゲル作「イカロスの墜落のある風景」。
だけど,1996年以降は真贋が不明となって,無名の画家の模写という説もあるということです。
これ絵だけについての解説本も何冊もあるというのに,どうするんでしょう。

イカロスは何処に描かれているかといえば,右の船の下の方に足だけが見えています。
神々の世界の出来事など民衆には関係なくて,だだ日々を休みなく働き続けるということでしょう。

ETV特集「ドヤ街と詩人とおっちゃんたち〜釜ヶ崎芸術大学の日々」を見ていたら,貼り絵をしている人の部屋の壁にこの絵が貼ってあった。
あまり紹介されてなかったけど,以前からこの人は美術通だったんだろうか,そして,どうしてこの絵なの。

意図的に「イカロスの墜落のある風景」を貼っていたとしたら,そのことも社会に対しての表現のひとつになっていますね。




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by nkenji3214 | 2018-10-29 19:24
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クロード・ロラン作「アモルの宮殿の前のプシュケ」部分。
すごく好きな作品です,詩人のキーツも影響を受けたと言われている。

プッサンとロランは同時代でも,醸し出す雰囲気は反対な感じ。
日本で例えるなら,永徳と等伯の違いのような感じです。

ロランの風景画は,イギリス式庭園に強い影響を与えている。
18世紀のイギリス貴族は,ロラン風景画のような庭園を造ることを競っていたらしい。

湿度的にロランは東洋的というような詩情を感じますね。



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by nkenji3214 | 2018-10-27 18:31
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ニコラ・プッサン作「マナの収集」部分。
ドラマティックなライティング,舞台照明のように物語性が映えています。

欠点が無いようなプッサン,それが欠点としか言うことがありません。
でも,そういうことあるんじゃないかなあ,欠点が長所になるって場合があるし。

ダメなところがその人の魅力になるって聞いたことある,それって,都合のいいことだね。


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by nkenji3214 | 2018-10-26 21:28
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上の図が,ジョルジュ・ド・ラトゥール作「悔悟するマグダラのマリア」部分。
下の図が,高島弥十郎作「蠟燭」。
似てるかなと思ったんだけど,醸し出される雰囲気はかなり違います。

ロウソクの炎っていいけど,最近は使わないなあ。
たまにはロウソクだけで夜を過ごすのもイイかもしれませんね。


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by nkenji3214 | 2018-10-25 19:09
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バルトロメロ・エステバン・ムリーリョ作「「乞食の少年」部分。
足の裏が汚れているのが,少年の境遇を語っています。

スペインの画家の特質なのか,王侯貴族と同時に貧しい庶民も描いている画家は多い。
仕事としての絵画と,自分の描きたいものが補い合っているのかも。

30年くらい前,古典技法を習う教室でムリーリョが一番好きという人がいた。
しっかりとしたした写実技法で個展を開いているのを何回か観たことがある。
ムリーリョのついては,そのくらいしか想い出せないですけどね。

あとは,ムリーリョの時代には,聖母マリアのモデルにするのは,13,4歳の乙女というのがカソリック教会で決まっていたらしいということくらいかな。



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by nkenji3214 | 2018-10-24 18:48
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ディエゴ・ベラスケス作「皇太子バルタサール・カルロス騎馬像」部分。
これは小学高学年の時に,学校の体育館で複製画を売りに来てたのを買った想い出があります。
他にも買ったと思いますが,これだけはハッキリと覚えています。

中学校の時も,複製画を売りに来てたことが記憶にあります。
あまりそんなこと聞くこともないけど,他の地方はどうだったんでしょう。

ベラスケスに関しては,言うこともないですし,誰もが認める最高の画家ですね。


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by nkenji3214 | 2018-10-23 18:50
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アンドレア・ポッツォ作「イエズス会の伝道の寓意」天井画部分。
空に向かっての透視遠近法は出来そうでいて,かなり難しいそうだなあ。
パソコンの3Dソフトも無いのに,ホントすごいなあって思います。

バロック芸術と言われているけど,過剰な装飾性と幻覚を起こしそうな空間演出。
まあ巨大な空間を埋め尽くすことが多いので,現代にはチョット無理かなあ。



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by nkenji3214 | 2018-10-22 21:16
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ニコラ・プッサン作「サビニの女たちの略奪」部分。
昨日のコルトーナと同じ画題ですが,プッサンの空間感がいかに優れているかがわかります。

昨日と同じ人妻がいますが,タルペイアという名ということが知られているらしい。
そんなことどうして分かっているんでしょう。

右下に残された子供が見えますが,昨日の子供より幼いような感じですが,可哀想ですね。




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by nkenji3214 | 2018-10-20 21:38

美を学びて、楽を離れず。


by nkenji3214