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ウジェーヌ・ドラクロワ作「レベッカの略奪」部分。
筆のタッチが残っているというより,タッチで描かれているという感じ。

フランスロマン主義を体現したようなドラクロワ,スピード感があります。
スケッチはもっと速度があって素晴らしいし,版画の挿絵もイイし,水彩画もね。

ドラクロワは,私が影響を強く受けた最初の画家だと思います。
高校1年頃だったかなあ。



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by nkenji3214 | 2018-11-29 22:37
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テオドール・ジェリコー作「切られた手足」部分。
「メデューズ号の筏」のための習作と思われるデッサンのような作品。

ジェリコーは,ほぼ全ての作品が緊迫感があり,引き込まれて怖くなる。
写実とは,美から恐怖への扉なのかも知れない。

彼は落馬して32歳くらいで亡くなっているが,そのままでも精神が保っていただろうか。


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by nkenji3214 | 2018-11-28 20:41
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ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル作「奴隷のいるオダリスク」部分。
布の質感と色彩が綺麗に描かれています,形にも強く色彩にも強い万能派です。

アングルって古典絵画の終わりの人であり,近代絵画の始めの人っていう立ち位置なのかなあ。
タッチのない丁寧な仕上げは古典的だし,絵として体型を変形することは近代的だし。

アングルのデッサンは,すごく洗練されていて,好きなんです。


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by nkenji3214 | 2018-11-27 20:53
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カスパー・ダヴィット・フリードリヒ作「朝の田園風景」部分。
静かで落ち着きますが,この樹の不完全さは人生の不完全さを象徴しているんでしょうか。

ドイツロマン派という画風はとても好みの画家ばかりです。
内向的な精神性が宗教的というほどに高まっています。

東山魁夷がドイツ留学したのも,良くわかる気がしますね。


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by nkenji3214 | 2018-11-26 19:31
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ジョン・カンスタブル作「麦畑」部分。
木の幹の存在をしっかり描くのが特徴のカンスタブル,重厚な感じです。

ターナーと比較される彼は,どこか土臭いが深みのある画風です。
ロイスダールの影響を強く受けたということですが,それほどは暗くは無いですけど。

画家としての成功は遅かったようですが,それが深みを育てたのかも知れませんね。


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by nkenji3214 | 2018-11-24 19:05
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ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー作「霜の朝」部分。
ターナーにしては,慎ましい感じの風景です。

クロード・ロランに影響はすごくあるというけど,空間感はそっくりです。
そこにターナーの持つ孤独感みたいな寂しさを加えた詩情があります。

ターナーも,理想の画家の一人ですが,古典と近代の絵画史の分岐点だと思います。


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by nkenji3214 | 2018-11-24 03:17
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ジャック・ルイ・ダヴィッド作「ヴィーナスと三美神によって武装を解かれるマルス」部分。
ナポレオン失墜後,ベルギーに亡命中に描かれたものです。

今までの堂々とした新古典主義は影を潜めて,甘美な唯美主義的な画風になっています。
時間が有り過ぎたのか,仕上げ過ぎてのっぺり硬い質感になっています。

権力に近寄り過ぎてしまい亡命することになったのですが,営業力が災いとなったわけです。
ダヴィットはイイ話と悪いウワサが混ざって,何が本当の彼なのかわかりません。

でも,絵が上手いことは上手い,それは確かなことなんですけどね。


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by nkenji3214 | 2018-11-22 19:01
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ジョセフ・ライト・オブ・ダービー作「オーラリについての講義をする哲学者」部分。
オーラリとは天体モデルを通して数学的原理を説明する装置らしい。

18世紀には,科学崇拝が熱狂的になっていたらしい,現代もその延長上のようなものです。
明暗がクリアなのも科学的合理主義の光になっている気がする。

チョット,ノーマン・ロックウェルを彷彿をさせるようなイラスト的絵画ですね。


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by nkenji3214 | 2018-11-21 20:23
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ジョシュア・レイノルズ作「シドンズ夫人の肖像」部分。
レイノルズは作品によって,かなり画風が変わっているように見える。
美人を描くのはかなり得意と思われます。

美人を描くと絵としては俗っぽくなるのは仕方のないこと。
でも彼の絵は,かろうじて踏みとどまっている感じです。

格調が有りながら型にはまらないと言われるレイノルズは,アカデミックな美術の基礎教育をうけていないらしい。
デッサンが弱いって書かれているが,そうは見えないのは私の見方が弱いからでしょうか。



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by nkenji3214 | 2018-11-20 23:22
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アントニオ・カナレット作「4頭のブロンズの馬のあるサン・マルコ小広場」部分。
実際にはその場所に無い4頭の馬の像を描いているらしいのですが,遠近感のためでしょう。

カナレットは,ヴェネツィアの都市景観を描かせたら最高のパース画家です。
遠近感のためなら,そこに無い建物を描いたりして奥行き感を強調しています。

ずっとそのままの景観を写真のように描いてると思ってました。
そうだよね,そうそうこんなカッコイイ空間感は無いからね。


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by nkenji3214 | 2018-11-19 19:50

美を学びて、楽を離れず。


by nkenji3214